児童養護施設で暮らす子どもたちがアウトドア体験を通して、自分の道を自分の力で切り拓けるチカラを育む活動を展開する『NPO みらいの森』。「アウトドア」「多文化」「ロールモデル」を柱とした、継続的かつ体験型のプログラムを通し、子どもたちの幸せで実りある成長をサポートしています。キーン・ジャパンは、2015年より、みらいの森のサポートを様々な形で行ってきました。
今年も、みらいの森さんとのコラボ企画「KEEN雪板プログラム」を2月、新潟県津南町にて開催しました。毎年楽しみにしてくれる子どもたちがいる、このプログラム。インフルエンザで来られなかった子どもたちもいましたが、33名の子どもたちと、高校生6名が参加してくれました!
雪板考案者で、KEENアンバサダーの五明淳さんも雪板の先生として参加。五明さんのかっこいい滑りに子どもたちも大人たちも魅入りました。
雪遊びをするにつれ、どんどんと、輝いていく子どもたちの笑顔がとても印象的でした。みらいの森さんのブログから、当日の様子を転載させていただきます。
転載元:みらいの森『2月自然・つながりプログラム:KEEN雪板レポート』
今回のプログラムは、豪雪地帯として有名な新潟県津南町での宿泊プログラムでした。
自然つながりプログラムとして唯一の宿泊プログラムである雪板プログラムは、毎年キャンパーに大人気となっており、今回3回目の開催となります。キャンプサイトに到着し、国際色豊かなスタッフがウェルカム。日本・メキシコ・アメリカ・ニュージーランド・ウズベキスタンの5ヶ国から来たチームリーダーと一緒に、5つのチームに別れて雪遊びに繰り出します!引率職員さんもスタッフも、キャンパーに負けないくらい雪遊びを満喫しました。
メインのプログラムである雪板を上手になりたいと心を決めていたキャンパーは、KEENアンバサダーの五明さんやスタッフのみなさんにアドバイスをもらいつつ、何度転んでも諦めず挑戦します。回を重ねるごとに滑れる距離も長くなり、本人たちも成長を実感。最後に見せた満足げな笑顔がとても印象的でした。
かまくら作りに情熱を注いだキャンパーグループは、チームワークよく素敵なかまくらを完成させました。そり遊び、雪合戦、追いかけっこなど、それぞれの楽しみ方で雪遊びを満喫しました。
夜は伝統にもなっているイングリッシュナイト。英語のキャンプソングとゲームに盛り上がり、リピーターが新しいキャンパーにリーダーシップを発揮しつつ、みらいの森の雰囲気に巻き込んでくれました。
日曜日の朝も、スノーシューグループと雪遊びグループにわかれ、新潟の雪を思う存分感じて来ました。
この2日間を通し、キャンパー1人1人が、自分のしたいことやチーム内での役割を決めてもらう機会が多くありました。また、スタッフとの関わりを通して、様々な言語、文化、価値観に触れ合い、視野を広げ、”自分らしさ“を見直す機会にもなりました。
この週末でのみらいの森の環境や経験が、子どもたちが自ら将来の道を切り拓くために必要なスキルや知識を得る貴重なきっかけとなったことを切に願っています。
また、この週末は年間リーダー実習プログラムに興味のある高校生が、みらいの森を体験する機会にもなっており、興味のある6名の高校生が参加してくれました。アクティビティのサポートに加え、ゲームのファシリテーションなど、全体の前に立って説明する機会も立派にこなしてくれました。この4月からの年間LITプログラムに、みんなが参加してくれることを楽しみにしています!
(文:みらいの森スタッフ)
*みらいの森を応援するチャリティTシャツ発売中!
▼関連リンク
*みらいの森オフィシャルサイト
*五明淳さん主宰「芽育雪板」オフィシャルサイト