きれいな海を取り戻すために。
江ノ島でウォーキングゴミ拾いを開催！

KEENは「World Oceans Day（世界海洋デー：毎年6月8日）」直後の週末にあたる6月10日、「ストリート＆ビーチ　クリーンアップイベント」を“目指せ！日本一楽しいゴミ拾い！”をモットーに掲げる「NPO法人 海さくら」さんと一緒に開催しました。
4回目となる今年も、街から海までウォーキングしながらゴミ拾いを行いました。

「海のゴミの約８割が街や川からやってくる」

「NPO法人 海さくら」の児玉友司さん

 片瀬江ノ島を拠点に活動を続ける「海さくら」の児玉友司さんは、「海のゴミの約８割が街や川からやってくると言われており、街をきれいにすることが海をきれいにすることにつながります。昔は、江ノ島の海にもタツノオトシゴがいましたが今はいません。この海をタツノオトシゴが戻ってくるぐらいきれいにするんだという目標を持って活動しています。交通ルールを守って、安全に“楽しく”、ゴールを目指しながらゴミ拾いをしてください」と開会宣言。ポイ捨てや道に落ちてしまったゴミは、雨が降ると雨水と一緒に排水溝に流れ、下水道を通り川へ行き、海にたどり着くといいます。

「NAMIMATI」の学生代表鈴木さん

また今年は、湘南を拠点にSDGsに関わる活動をするZ世代グループ「NAMIMATI」がアドバイザーとして参加しました。「廃棄されるはずだった可愛い柄のモルト袋やコーヒー豆が入っていた麻袋をゴミ袋の代わりに使えば、写真映えするクリーンアップができると思います。楽しく写真を撮りながらビーチクリーンやシティクリーンをSNSで発信することで、ここにいない人にも社会問題に興味を持ってもらうきっかけになれば」と、学生代表の鈴木日和子さん。

藤沢市役所前に集まった参加者は、約250人。およそ1時間半をかけて、ゴールの片瀬東浜海岸を目指しながらゴミ拾いを行います。

テレビシリーズで人気の海洋戦士シーセーバーも一緒にゴミ拾い

参加者からはさまざまな声が聞かれました。

「昨年も参加しました。ゴミ拾いをするとポジティブな気持ちになるし、きれいな街や砂浜を保ち続けるために、少しでも役に立ちたいなと思っています」。

「観光地って意外とゴミ箱が少なくて、自販機はあるけど隣にゴミ箱がなかったりします。だから食べ歩きの食器や空き缶などの観光地特有のゴミが増えていくんですが、こういう活動を通して、街全体がゴミを無くすために意識してほしいです」。

「いろんなクリーンアップ活動に参加していますが、今回はおしゃれな人が多いなと思います。おしゃれもしながら楽しくゴミ拾いができるのはいいですね」。

ビーチクリーンをしながら「宝探し」や「靴とばしゲーム」に熱中

靴とばしゲーム  宝探しで見事景品をGETした子どもたち 「どんな人でも気軽に参加してほしい」（海さくら児玉さん）と手話通訳も入っています。

片瀬東浜海岸は、ビーチクリーンをしながらKEENの賞品が当たる宝探しや靴とばしゲームを実施。

湘南を拠点にSDGsに関わる活動をするZ世代グループ「NAMIMATI」のメンバー

海さくらの児玉さんは次のように語ります。「元々は少ない人数で始めた活動ですが、KEENと一緒に活動することで、われわれの海ごみに対する活動を知ってもらい、学生から家族まで、いろいろな世代の方が参加してくれるきっかけになっています。『海さくら』では、『海創造プロジェクト』という海の中の海藻を再生する活動もしています。本当にタツノオトシゴがこの海に戻ってくるぐらいきれいな海にできるように、街から砂浜、海の中まできれいにしたい。たくさんの人にビーチクリーンに興味を持ってもらって参加してもらい、コミュニティーを広げていきたいです」。

この日集まった数々のゴミ

いつまでもキレイな海で楽しく遊べるように、海に行く機会が増えるこの夏、一人ひとりができるアクションを一緒に始めてみませんか？