気がつけば、もうすぐ海の日!夏も本番ですね!
「海の日」と聞くと、7月の海の日を真っ先に思い出すかと思いますが、実はもう一つの「海の日」があるってご存じでしたか?それが、国連が制定した6月8日の「World Oceans Day(世界海洋デー)」です。多くの恵み・癒し・楽しみを与えてくれる海に感謝をするこの日に合わせ、6月11日(土)にKEENは今年も『NPO 法人海さくら』さんと一緒に、片瀬江の島でビーチクリーンイベントを開催しました。
海のごみの8割は、街からやってきている
今、さまざまな研究からも、海洋ごみが大きな問題となっていますが、ごみはどこからくるのでしょう。「海のごみの8割は、街からやってきているんです」と、語るのは 海さくらの代表の古澤さん。
海さくら代表の古澤さん
「ポイ捨てされたり、道に落ちてしまったゴミは、雨がふると雨水と一緒に排水溝に流れ、下水道を通り川に行き、そして海にたどりつきます。街の排水溝は、海につながっているんです」。
そして、そのごみの問題をさらに深刻にしているのが、プラスチックごみ。海洋ゴミの実に60%がプラスチック*とも言われています。私たちの暮らしを便利にしてくれたプラスチックは、その多くが「使い捨て」。それゆえ環境中に流出してしまうことも。さまざまな理由から流出してしまったプラスチックごみが行き着く場所。それが海なのです。プラスチックごみによる、海に暮らす動植物へのダメージについて、多くの方が見聞きされていることと思います。生態系の巡りの中で、人間も他人事ではいられないのです。
どうやって、この問題を解決できるのでしょう。使い捨てのプラスチックをできるだけ使わない、ポイ捨てなどをしないことも、もちろん大切ですが、定期的なビーチクリーンアップやストリートクリーンアップも不可欠ですよね。
*出典:かながわ海岸美化財団
靴とばしに、宝探しに、ヒーローも!?楽しみにながら続けていこう。
でも、ちょっとビーチクリーンアップとか、ボランティア活動とか、ハードルが高いですか?いえいえ、実はこんなにも楽しいビーチクリーンアップのイベントがあるんです。
「あーした天気になーれ!」と靴を飛ばします。みんなナイスキック!
この日のビーチクリーンでは、靴とばし大会と、宝探しゲームが同時開催!ビーチクリーンをしながら、みんな、どんどん笑顔になっていきます。
ビーチに埋められたお宝を見つけた皆さんには、プレゼントが!
古澤さんは、こう言った楽しみの理由を語ります。
「海ゴミについて知ってもらうためには、まず海に来てもらいたいんです。『ゴミ拾いをしよう』と言ってもなかなか、みんな海に来てくれない。だから、楽しいことを海でやっていたら、来てくれる。楽しさが先で、押しつけではなく海の環境のことを知ってもらいたいんです。だから、僕らは、『目指せ!日本一楽しいゴミ拾い!』というのを合言葉にしています」
海さくらのヒーロー!「海の平和を守り、海のピンチを伝える」海洋戦士・シーセーバーも参加!
私が、参加した理由。
みなさん、どんなキッカケで参加してくださったのでしょう。
「ごみの問題って、気にしたことがなかったんです。でも、足を運んで、ボランティアして、その問題を目にして、知りたいと思って参加しました」、「少しでも力になれれば、と初めて参加しました」と大学生のみなさんの声。
「なんでポイ捨てするのか、わからない。実際に会って、きいてみたいです」と小学生の男の子のコメントには、大きく頷くばかり。
「特撮Boyzは日々、歌・ダンス・お芝居などで、皆様に笑顔と元気を届ける活動をしています。その活動の中で、考えて探し続けていることがあります。それは、皆様が安心して笑顔な毎日をつくること。その1つのアクションとして、少しずつでも地球の環境の為になることを何かしたいと思ったんです。この活動を通じて、子供たちが、怪我をせずに走り回れる浜をつくって行きたい」と、特撮Boyzのリーダー翼さんも、継続してゴミ拾いを続ける意欲を語ります。
みんなのパワーってすごい!たくさんのごみが集まりました。
この日集まった、500人弱のみなさんのパワーで、なんとこの日は可燃ごみ94袋・不燃ごみ30袋を集めることができました。本当に、これってすごいこと!そして、継続は力なり。これからも一人ひとりができる所で、クリーンアップ続けていきましょうね!私たちも参加できて、本当に楽しかったです。また、どこかでお会いしましょうね。
一緒に、世界を変えよう!