ストーリー画像-沖縄に“エシカルツーリズム”を オリオンビール×US 4 IRIOMOTE×KEENが描く未来
ストーリー画像-沖縄に“エシカルツーリズム”を オリオンビール×US 4 IRIOMOTE×KEENが描く未来

沖縄に“エシカルツーリズム”を オリオンビール×US 4 IRIOMOTE×KEENが描く未来

沖縄を代表するビールと言えば…、オリオンビール!

そのオリオンビールさんと、KEEN、Us 4 IRIOMOTEのコラボレーションが実現しました。

3月、Us 4 IRIOMOTEイラストをオリジナルラベルにした「オリオン ザ・ドラフト」(ご好評につき完売!)と、チャリティTシャツ(販売終了)の販売がオリオンビール公式通販限定でスタート、売り上げの一部をUs 4 IRIOMOTEの活動に寄付していただいています。そして、Us 4 IRIOMOTE2周年の記念日でもある4月15日にはKEENでもこのチャリティTシャツ(販売終了)の発売がスタートしました。

西表島の素晴らしい文化と自然を継承するために、旅行者の立場から「知ろう」「守ろう」「話そう」「残そう」の4つのキーワードを軸にアクションを進めている「Us 4 IRIOMOTE」。

Us 4 IRIOMOTEに、なぜ沖縄の代名詞として全国に知られるオリオンビールがコラボレーションのお声をかけていただいたのでしょう。オリオンビールCSR室長代行の大嶺(おおみね)盛男さんのお話しは、私たちKEENにとっても心強く、また初心に立ち返らせてくれる大切なものでした。


“エシカルツーリズム”が沖縄に広がっていくように


「Us 4 IRIOMOTEが提唱している“エシカルツーリズム”というキーワードに興味を持ち、その活動を追っていくうちにどんどん共感を覚えていきました」と、大嶺さんは語ります。


「エシカルツーリズム」とは、旅先に敬意と思いやりをもって接し、小さな恩返しをして帰ってくる旅。たとえば旅先の文化を深く知り触れること。旅の持ち物を工夫して使い捨てのモノは使わないようにしたり、マナーを守って地域の人への配慮をわすれないようにしたり、珊瑚を殺さない日焼け止めを選んだり、環境に負担をかけないツアーをしっかりと選んだり、お土産に現地のものを買ったり…Us 4 IRIOMOTEは、こうしたことをツーリズムの基本にしようと呼びかけています。

その背景にあるのは、地域の方のお話を聞く中から見えてきた、観光客の増加や観光スタイルの変化が島の自然環境や島民の生活に少なからず悪影響を及ぼしていることへの危機感でした。

共通ルールがない中での自然体験ツアーの乱立。無許可の入山等による植生や生態系へのダメージ、ツーリストのモラル低下によるマナー違反。100頭しか残っていないといわれる西表島の固有種・イリオモテヤマネコに頻繁する交通事故。海岸にたくさん漂着し、取っても取ってもなくならない海洋ごみ。

こうしたことを少しでも解決できるように、私たちツーリストにできることはなんだろうと考えた旅のあり方が、「エシカルツーリズム」でした。

大嶺さんはこの取り組みをこう評価してくださいました。


「エシカルツーリズムという考え方は、地域の文化や自然をもっと鮮明に感じて、楽しむことのできる旅のあり方だと想っています。これが広まることで、島々の自然や文化が守られるだけでなく、きっと、沖縄をもっと好きになってくれる人が増えていくと考えています。このコンセプトが西表島を皮切りにして、沖縄各地に広がっていく。そのために少しでも貢献できればと想っています」。


オリオンビールが取り組む沖縄の環境保護

オリオンビールは、早くから社会福祉事業への寄付をはじめ、伝統文化や芸能の継承発展、スポーツの振興、自然環境の保全など、数多くの社会貢献事業を手がけてこられたことを、大嶺さんのお話を伺う中で知りました。


「64年前の創業時から、私たちの定款には利益の一部は有益な社会事業に使うことができると謳っています。『人を、場を、世界を、笑顔に。』という理念のもと今年を『第二の創業』と位置づけ、地域と手を取り合いながら、ともに発展していくことを目指した活動に力を入れています」と語る大嶺さん。


たとえば、2004年から“美ら海を大切にする心”をより多くの人々に広げることを目的に発足した産官一体型プロジェクト「チーム美らサンゴ」プログラムに賛同。沖縄県恩納村海域でのサンゴ苗の植え付けプログラムや県外における啓発イベントを通じて、美ら海とサンゴの保全に取り組まれています。

また、2020年7月からは、いつでも気軽にビーチクリーンでき、地域の人と繋がるプロジェクトMANATIIと年4回のコラボレーションを開催。社員やその家族が総出で、地域のパートナーさんと協力して取り組めるビーチクリーンプロジェクトは、沖縄の地域をより深く知ることにより、漂着ごみの問題の本質を捉えることにつながっているそう。(その時の様子はこちら

SDGsの目標達成にも積極的で、名護にある工場では『産業と技術革新の基盤づくり』『つくる責任、つかう責任』の課題を設定。2020年12月から地元の大学・高校など地域の人々と協力し、ビール製造から出た麦芽粕を堆肥にした土壌で大麦を栽培・収穫し、循環型社会、循環型産業の実現に取り組んでいると言います。


IRIOMOTEの明日に乾杯しよう


「Us 4 IRIOMOTEは、このプロジェクトを通じて、一人ひとりが西表島の自然や文化に触れるワクワクを感じ、楽しみながら、環境問題や地域社会のことを考えて、行動する。そのようなバランスが心地いいですね。実は、通販限定のオリジナルラベル瓶ビールは当社でも初の試みなんです。このコラボレーションを通じて、皆さんが改めてオリオンビールっていいなって思ってくれて、美味しくビールを飲んでくれたら嬉しいですね(笑)」


このコラボレーションのビール(販売終了)は、1本につき3円が、チャリティTシャツは5%がUs 4 IRIOMOTEの活動に寄付されます。


KEEN限定カラーも。


「両方ともオリオンビール公式通販で販売していく商品。大事にしたのは『Us 4 IRIOMOTE』の世界観を大切にすること。ビールを飲んでラベルを眺めチャリティTシャツを着たりするときに、イリオモテヤマネコのイラストを眺めて『Us 4 IRIOMOTE』の提唱する4つのことや、西表島の雄大な自然のことを思い浮かべて欲しいと思います」


次の世代へ、かけがえの無い島の風景を残したい


(C)Choji Nakahodo

まだ自由に旅が楽しめない今だからこそ、私たちにできる「エシカルツーリズム」を意識した旅計画を練ってみるのも楽しいはず。最後に西表島への旅行を考えているツーリストの皆さんに、オリオンビール大嶺さんからのメッセージです。


「本当に素晴らしい自然が残っている島です。私自身、子供の頃に訪れた時の西表島の海の様子、マングローブに覆われた川の様子などをありありと思い出すことができます。きっと人生の中でも記憶に残る良い旅になると思います。旅の最中には、ぜひご旅行される皆さん自身も「Us 4 IRIOMOTE」プロジェクトメンバーの一人として、島の自然や文化に触れあって楽しんでみてください!次の世代へ、かけがえのない島の風景を残していきましょう」


▼関連リンク

オリオンビール 西表島特集「Us 4 IRIOMOTE」コラボ記念特集ページ

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オリオンビール公式HP

Us 4 IRIOMOTE