森喜朗組織委員会会長の発言に抗議する声が広がっています。今回の発言は私たちに大きな波紋を投げかけました。
日本は昨年、世界の「男女平等ランキング」において対象153カ国中先進国としては最下位となる121位を記録していました。この数字は実は男女を問わず日本全体を覆っている生きづらさを象徴しているのではないでしょうか。
その生きづらさの正体は何なのか。今回KEENのスタッフの間でも様々な意見が飛び交いました。
そこで見えてきたもの。
・子どもの頃から刷り込まれてきた男らしさ女らしさという固定観念。
・社会や会社に存在する無意識のヒエラルキー。
・「身の程をわきまえないと」保証されない出世や仕事。
・無意識のうちに受け入れてしまっているジェンダーや年齢、地位による差別。
・女性だけではなく男性も同じようなプレッシャーを受けていること。
こうした事柄を良しとする暗黙の空気がないでしょうか?これが重苦しい空気となって誰もが自由に発言できる機会が損なわれ、ひいてはこの国の生きづらさにつながっているのではないでしょうか。
今回の発言は、単に一人の問題ではなく、日本全体がみんなで解決すべき問題が表面化したに過ぎません。
日本をアップデートしよう
"大事なことに背を向けず、立ち上がり、声を上げ、行動に移す"
KEENが創立以来18年間大切にしていることです。
KEENは、昨年世界中で巻き起こったBlack Lives Matter運動に端を発し、社内でもダイバシティを推進するワーキンググループが立ち上がり、公平でみんなが活躍できるよりよい世界にするには、どうすればいいか真剣に考えてきました。そんな中で起きたこの問題は、さまざまな気づきを私たちに与えてくれました。
おかしいと思った人が声を上げられない。この理不尽さに悩むのは、もう私たちで終わりにしませんか。
私たち一人ひとりが変わることで、その子どもたちの世代に、多様性を認め合い自由に声を上げられる風通しのいい社会を手渡すことができる。
自分が変わるんだという気持ち。社会全体として、常識をアップデートしていく必要があります。それができるのは、私たち一人ひとりです。
私たちの自由な発想を阻む見えないガラスの天井は取り払う時です。
今こそ天井のない生き方を。
#LiveWithNoCeiling
▼私たちが参加できる署名活動
女性蔑視発言「女性入る会議は時間かかる」森喜朗会長の処遇の検討および再発防止を求めます #ジェンダー平等をレガシーに